2008年04月11日

デニーズ“不振払食”…不採算店舗を大量閉鎖へ


 セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の大手ファミリーレストラン「デニーズ」の全店舗(573店舗)のうち約130店舗を閉鎖する方向で検討していることが10日、分かった。折からの消費低迷や天候不順などの影響を受け、セブン&アイの外食部門は不振に陥っており、不採算店舗の大量閉鎖で業績回復を目指す。

 10日付の日本経済新聞によると、セブン&アイは、デニーズの全店舗の約2割に当たる約130店を3年以内に順次閉鎖する方針を固めた。一部閉鎖店舗にはコンビニなどの出店も検討される見通しという。

 セブン&アイは現在、2009年2月期から3年間の中期経営計画を策定中。グループの稼ぎ頭であるコンビニエンスストア「セブン−イレブン・ジャパン」の競争力回復と、不振事業の立て直しが計画の軸になるとみられており、08年2月期に45億円の営業赤字を見込む外食部門は、立て直しの筆頭候補ともいえる存在になっている。

 セブン&アイの広報担当者は夕刊フジの取材に対し「(店舗閉鎖は)こちらから発表したものではないので、何ともいえない。きょう(10日)はセブン&アイの決算発表があるので、その場で外食部門をめぐる話も出てくるのではないか」と話している。

 セブン&アイにとって、外食部門の立て直しは緊急の課題となっており、07年1月には、グループ内の同部門の再編・統合を進めるために、セブン&アイ・フードシステムを設立。同3月に傘下のデニーズジャパン、ファミール、ヨーク物産の外食3社を100%子会社化し、同9月に3社をセブン&アイ・フードシステムが吸収合併した。

 ファミレスを中心とした外食産業の経営環境は厳しくなる一方だ。

 セブン&アイの外食部門の07年2月期の連結営業利益は前の期より64.5%も減って9億3100万円となった。08年2月期はついに45億円の営業赤字に転落する見込みだ。

 牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーは、「ココスジャパン」「サンデーサン」のファミレスが不振で、08年3月期の連結営業利益は従来計画より約20億円少なくなる見通し。また、原材料高にあわせた値上げが消費者の財布の口を堅くし、郊外店を多く抱える「サイゼリヤ」は08年8月期の連結純利益が前期比25%減の33億円を見込んでいる。

 デニーズは、セブン&アイ傘下のイトーヨーカ堂が1973年に米レストラン大手「デニーズ」と技術援助契約を結んで、事業をスタート。翌74年に横浜市のイトーヨーカドー上大岡店1階に1号店をオープンした(2008.4.10/ネタりか)

fbnews20063 at 09:57 │Comments(0)TrackBack(0)clip!企業経済 

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