2008年04月13日
どうして自分のにおいは自分で嗅ぎ分けられないの?
徹夜の多いライター稼業。そのまま翌日の朝から打ち合わせなんてことも多々あります。そんなある日の打ち合わせで相手の編集者がしかめっ面。おまけに彼の声が鼻声に…まさかボク、におってます? 聞けば、どうやら結構な男子スメルを放出していた様子。それは失礼を…。
ところで、なんで自分のにおいって自分じゃ分からないんでしょう?
「それは、嗅覚が五感の中でもっとも“順応”しやすい感覚だからです」(カルモア・臭気判定士・神谷和彦さん)
お風呂で熱いお湯に入った時、我慢すればだんだん皮膚が慣れていくように、強いにおいに対して鼻はすぐに慣れ、感じなくなるんだとか。でもどうして?
「ひとつは、悪臭によって引き起こされるストレスを軽減するため。またもうひとつは原始的な理由ですね。ひとつのにおいに気を取られていると、ほかのにおいに鈍感になってしまいます。においに慣れて感じなくなることで、ほかのにおいを感じられるようになります。つまり危険を予測することにつながるのです。これは自然界において生命に関わる重要な機能です」(同)
においに慣れて感じなくなるのは、生存本能のようなものなんですね。自分の部屋はそうでもないのに、他人の部屋ではにおいを感じるのも、そのにおいにまだ“順応”してないからなんだとか。さらに別のにおいの専門家に話を伺うと…。
「特に、幼いころから親しんでいるにおいに関しては、大人になっても不快に感じない傾向があります。逆に、親しんでないにおいを“悪臭”と感じます」(体臭の専門医・五味クリニック院長・五味常明さん)
ははぁ、自分の体臭をあまり不快に感じないのは、生まれてこの方、長年慣れ親しんでいるにおいだからなんですね。
自分じゃ親しみを感じてても他人からすると“くさい”と思われたり。体臭ケアはエチケット。できるだけ気をつけましょ。(2008.4.13/R25)


